4.シックハウスと家庭内事故
4-3. 火及び火災
建物に起因する家庭内の死亡事故としては「煙、火及び火災」が平成13年で1、199人います。
そのなかには「衣服への着火」が原因で114人の死者がいます。
木造の家は、火災に対して根本的に弱いとされています。
家の中で不燃化、あるいは準不燃化した仕上げ材を使用し、隣室や上階への延焼を防ぐ「省令準耐火構造」とすれば
火災による死傷者はかなり減らすことが出来ると考えられます。
「着衣への発火」では高齢者がガスコンロで調理している場合、衣服や袖などに着火して、その処理が遅かったために
死亡することが原因となっています。
家庭内での火災事故を防ぐにはキッチンでの調理には電磁調理器をつかうこと。
暖房機は室内で燃焼する灯油式ストーブなどを使わないことが重要です。