2-3.人に優しい「シロアリ対策」

2.都城の風土

 

2-3.人に優しい「シロアリ対策」

 

 南九州の沿岸部ではイエシロアリが生息し、内陸部に入った都城盆地周辺では主にヤマトシロアリが見られます。

 

 このシロアリ対策では、国土交通省の指導を標準として、薬剤による土壌処理、また地盤から1メートル以下の木材に薬剤塗布を行ってきました。

 

 最近は、このような虫さえ生息できない薬剤効果が人体に及ぼす影響にようやく注目が集まり、薬を使わないシロアリ対策が施工され始めています。

 

 基本的には、土壌からのシロアリの進入を防ぎ、シロアリの餌となる湿気のある木材がなく、床下が常に乾燥していればシロアリの被害は防げるのです。

 

 つまり、地盤の上に防湿用の塩ビシートを敷き込み、その上に厚さ15㎝のコンクリート床盤のべた基礎を築造。 土台には檜や薬剤処理したスギ材などの防腐・耐蟻性の高い木材を使用。

 

 さらにシロアリや有害虫の侵入を防ぐために基礎立ち上がりに開口部の無い、基礎断熱工法が住宅支援機構でも推奨されています。

 

 従来の工法では、床下換気口の1.5倍の換気能力のある基礎パッキンを使用すると床下や土台等の木材が乾燥でき、よい環境で維持できます。

 

 我が社では基礎外周部では基礎断熱工法を採用し、内部の布基礎の天端には基礎パッキンを使うことで内部の換気をスムースにしています。


更に、基礎断熱工法の採用で軒先に屋根換気口を設ける必要が無く、近年報告が増えている、軒先から進入するシロアリにも対応できます。

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