みなさん、おぼえていらっしゃいますか。
今年は八月に都城に久しぶりに大きな台風がきました。
都城に影響するのは7,8年ぶりの本格派台風でしたから、
これまで引き渡した家が心配で、、、私などドキドキしていました。
被害のなかった方々には、いまさら、、でしょうか・・・。
しかし、被害にあった方たちでも、
意外と、ご存じなかったことが多かったのでお知らせしますね。
テーマは、「屋根修理を火災保険でまかないました」
私が、びっくりしたのは、
今回、台風被害を受けたのに
自費で!!
せっかくの火災保険を使わずに、
補修工事に取り掛かろうとしているお客さんがいらした事!
もうひとつは、
なんと、自宅の台風被害に気づいてない人がいる!!!!
みなさん、今からでも遅くないですよ~。
是非、屋根の点検をしてくださいね。
10年以上たった家では、
今回の台風でも、雨漏りしてない家でも
屋根には、隠れ被害があったりします。
これを放置すると、
これからの雨で、雨漏りにつながることが多いんです。
さて、
一見、きれいに見えるこの瓦の屋根がありました。
一人住まいのおばあちゃんが病院に入院していたので
今回の台風被害に、しばらくの間、気づかなかった事例です。
お隣さんの被害相談で、
屋根調査中に、何気なく屋根を覗いたら・・・
こんな、かんじでした。
瓦屋根って、
下から見上げると、
きれいに直線に揃っているのが、普通なんです。
ところが、上の画像をよーーく見ると、
直線ではなく、折れ線みたいになっているのが、
特に、下の軒先の部分など、よく分かりますよね。
これは、強風でずれてしまった屋根なんです。
けっして長年、住んでいるからという理由ではありません。
後日、家主さんにお断りして
裏側も調査させてもらったら・・・
こんなところの軒樋も、外れていました。
幸い、
すべての復旧費用を火災保険でまかなうことも出来ました。
さて、さて、
本来の被害調査をしていたお宅(友人宅)はというと・・・
バルコニーからこの屋根は見やすい位置にあるんですが
住人の方には、気づいてなかったことがありました。
「そう、屋根の影がおかしい!」
この屋根は化粧スレートという
薄い、セメント製の瓦なんです。
通常はピッタリと瓦はくっついているので
画像のような凸凹の影は出来ないんです。
もちろん、経年劣化で古くなっていた屋根ですが、
強風によって、めくれたようになったと思われるところがあります。
屋根の板金の釘まで、浮いていました。
鑑定人さんの評価によりますが、
全額の工事費用を保険でまかなうのは、難しい事例かもしれません。
それでも、瓦吹替えの個人負担費用は
かなり軽減することが出来る予定です。