東日本大震災以降、
とても注目されているものがあります。
それは、「パッシブデザイン」です。
建築業界では、
「パッシブエネルギー」「パッシブデザイン」などとして
すでに取り入れられています。
「パッシブエネルギー」とは、太陽の熱や光、
雨や風など自然界に存在するエネルギーのこと。
「パッシブデザイン」とは、
パッシブエネルギーを最大限に利用するための建築デザインのことです。
そして日本でも、「パッシブハウス」がすでに建てられています。
2019年12月にパッシブハウスの見学会に行っています。
新住協とパッシブハウス協会とのコラボ研修会。
徳島県徳島市での開催でした。
環境に配慮することで知られるドイツを始め、
ヨーロッパでは、すでに普及が進んでいます。
気温がマイナス20度になる地域でも暖房なしで
過ごせるので、スマートハウスと組み合わせれば
「鬼に金棒」というところでしょうか。
壁の断熱材の厚さは、300mm!!
家の中が最低限の電力で暖かく過ごせ、
体にも優しそうです。
小屋裏部分にはエアコンを設置してあります。
四季や時間の変化を楽しみつつ、環境に配慮できる家。
寒暖の差が大きい日本では難しいこともあるでしょうが、
省エネ社会をつくるために、もはや避けては通れない
課題になっているようです。
12月でしたが、
パッシブハウスでは、吹き抜けでも1,2階の温度差は
ほとんど感じることはありません。