暖房をしているのに隙間風で寒い!

朝晩が寒くなりました。

皆さんのお宅では、暖かく過ごせていますか?

 

今日は、寒い季節の隙間風について・・・

断熱リフォームのお客様のケースをご紹介します。

 

今年の2月に断熱リフォームのご相談を

受けて、さっそく調査にお伺いしました。

 

平屋で15年ほど前に建てられたお宅。

作った工務店はすでに倒産。

 

リビングには、無垢の床板、腰壁も

貼ってあり、暖炉も設置。

 

とても、しっかりした造りの家に見えます。

 

しかし、暖房中のリビングを温度計で計測すると

  天井付近が27度
  頭の辺りが23度
  足元が17度!!(隙間風がピューー!!)

 

こんな立派な家なのに・・

隙間風だらけのめちゃくちゃ、寒い家でした。

 

天井と床下にもぐってみたら、原因は一目瞭然。

 

天井には薄い50mmくらいのグラスウールの

断熱材が、天井板の上にばら撒かれていました。

 

多分最初には、大工さんが綺麗に敷き込んだ

はずの断熱材。

 

いつのまにかバラバラに・・。

 

床下には無垢の床材が貼られているのですが・・・

なんと断熱材が無い!!

(無垢の床板は断熱材の代わりになる!!

 と言われたそうです。)

 

ついでに、夏が暑いので小屋裏に換気扇を

つけると良いと言うので、設置したとか。

効果が無く、放置してありました。

 

これらの理由で、暖房をつければつけるほど!?

隙間風が吹く家になりました。

まだ、火鉢程度で暖を取っていたほうが

住みやすいはずです。

 

理由は簡単で、昔、学校で習った理科の授業に

「温まった空気は上昇する」とあるはず。

 

つまり、この家はリビングで暖炉と

ファンヒーターで空気を温めると。

 

暖められた空気は天井へ上昇し、断熱材の無い

隙間を抜け、小屋裏の隙間から屋外に!

 

室内では、上昇した空気を補うために、

断熱材の入っていない無垢の床の隙間から室内へ、

床下の冷たい空気が侵入!

 

この単純な空気のサイクルが繰り返されて

いたので、暖房をつければつけるほど、

隙間風が吹いていたのです。

 

断熱リフォームをしたその日から劇的に

室内環境が変化し、住みやすい家になったのは

言うまでもありません。

 

この断熱リフォームには、自然素材の

セルロースファイバーを使用しました。

 

第1に、天井一面に20cm程度の厚みで

吹き込みます。

隙間無く天井一面に吹き込むことが出来るので・・・

上昇気流をストップ。

 

第2に無垢の床材の下に約15cmの厚みで

吹き込みます。

これで、床下からの隙間風の侵入する

余地はなくなりました。

 

これが、隙間風をなくすことで

住みやすい家を造った、断熱リフォーム。

 

セルロースファイバーが断熱リフォームにも

最適な素材なのがよく分かりました。

 

 

 

2008年11月25日

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