早水公園と「お勉強」

先月末に市役所の維持管理課からの工事を受注しました。

早水公園の藤棚の柱を交換する工事。

18年3月にも同じように施工したので、

今回はその延長みたいです。

 

市役所に指名願を出していないから

役所の工事は出来ないと思っていたら、

50万円以下のは大丈夫とのこと。

 

せっかく税金を収めているのですから、

今回は有り難く工事を請けさせてもらうことにしました。

 

さて、突然ですが・・お勉強をしましょう!

「住み心地の良い家にするには、

空気と熱に興味を持つことから」

 

 

第1章   室内空気はなぜ汚れるのか?

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屋内で最も大きい汚染物質の発生源は人である。

人は食べ物を食べて栄養分とし、

肺に吸い込んだ空気から酸素を血中に取り込み、

栄養分を燃やしてエネルギーとしています。

 

燃焼した栄養分はCO2、水蒸気、その他の

新陳代謝となり、気体は吐息とともに室内に

放出されて空気を汚します。

 

一人で静かに椅子に腰掛けているとき、

一時間に17リットルの酸素を消費し、

15リットルのCO2を放散する。

 

したがって、部屋の内外への空気

の出入りが少ない気密度の高い住宅では

人が在室すれば酸素濃度が低下し、

CO2濃度が少しづつ増加する。

 

部屋の中で動き回ればこの数値は

すぐに2倍程度上昇し、何人か集まれば

その倍数で増えます。

 

住宅の中で観測される最も重要な

汚染物質はCO2です。

健康な人が濃度1.5パーセン トのCO2に

暴露されると軽症度の代謝障害を起こし、

7~17パーセントになると昏倒します。

 

CO2は空気の汚れの指標としても用いられ、

1000ppmを許容限界としている

(単独の 室内許容値は3,500ppmであるが、

経験的にCO2の濃度増加につれて他の汚染物質も

増加することが知られており、CO2濃度のみを

チェックして管理すれば他の汚染物質の増加も

抑えることができます。)

 

換気回数0.1回の高気密住宅の6畳の寝室で、

窓を閉めて夫婦二人が夜9時に就寝すると、

朝7時には4,000ppmにもなる。

 

寝室では20立方メートル/人・時、

または0.5 回の換気が勧められています。

人の呼気の中にはCO2のほかに、

アルコールやアセトン等の代謝物が含まれており、

ウイルスやバクテリアなども存在します。

汗、脂、尿、糞便は液体や固体として

皮膚や排泄器官から排出されるが、

その中の揮発成分は蒸発して悪臭成分となり

室内空気を汚します。

 

代謝分泌物の組成は食べ物や生活習慣、

健康状態などによって異なっており、

固有の体臭成分として排出される。

 

老人や病人の場合は特有の臭気物質も出ます。

また、人は粉塵の発生源でもあります。

微粉化したフケやあかは粉塵として

空気中を浮遊し、落下した粉塵は床上や

ベッド の上に落ちて付着し、ダニの餌となったり、

ごみとして部屋を汚します。

 

ここまで、読んでくださった方本当にありがとうございます。

 

唯そこに、人がいるだけで部屋の空気を

汚しているのです。

昔の家のように、隙間風がぴゅーぴゅー、

吹いている家なら問題なかったのですが

今では、気密性の高い家が多くなっています。

 

だから、最近になって新築の家では

24時間換気が必要な理由のひとつとなったのです。

 

 

2009年2月9日

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