休日作業と「24時間換気」

今日は祭日でしたが、

大工さんは休まず作業を続けています。

 

インターネットで取り寄せた、

ガラスブロックです。

 

廊下にある洗面所の明り取りと、

子供部屋の気配が感じられるように

室内の壁に取り付けます。

 

リビングの床から1段上げた和室。

これから掘りコタツを作るところです。

 

さてさて、・・・昨日に引き続き、

換気の勉強の時間です。

 

「目に見えない住み心地は

 空気と熱に関心をもつこと」 

 

 

第2章 24時間換気とは

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換気とは、人間や建物にとって

有害な物質を屋外に捨てること。

 

あるいは、有害な物質を外気によって

希釈する、すなわち濃度を下げることです。

 

厚生労働省が化学物質の

室内濃度指針値を定めた13物質は

 

1. ホルムアルデヒド

2. アセトアルデヒド

3. トルエン

4. キシレン

5. エチルベンゼン

6. スチレン

7. パラジクロロベンゼン

8. テトラデカン

9. クロルピリオス

10. フェノブカルブ

11. ダイアジノン

12. フタル酸ジ-n-ブチル

13. フタル酸ジ-2-エチルヘキシル

 

室内空気汚染という言葉を使う

までもなく、空気を入れ換えることの

重要性は昨日の話で多少は理解できたでしょうか。

 

VOC対策で最優先に考えることは、

24時間連続して換気が行われることなのです。

 

また、この機械換気で最も難しいことは、

止めないことに対する意識です。

 

換気扇がいつも動いているという習慣が

居住者になかったため、スイッチを切って

しまう人が大半です。

 

換気を止めさせないためには、

換気によって居住者が寒さや騒音、

そして運転費を感じないしくみを考えること。

 

冷たい外気が寒さの原因になったり、

機械音が絶えず聞こえたり、

また運転費が気になったりすれば、

換気にうっとうしさを感じ、換気を止めるか、

我慢を強いるかどちらかの選択肢しか残らない。

 

幼児や病人、高齢者にやさしい環境は、

工務店がしっかりと考えていなければ

出来上がらないものとご承知ください。

 

 

 

2009年2月11日

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