暖かい春の「菜種梅雨」

今年の桜前線は熊本の3月15日から。

 

昨年は桜祭りが始まってもなかなか

咲いてくれずに、花見の幹事の方たちが

ずいぶんと苦労されたような新聞記事がありました。

 

しかし、今年は花見を3月20日過ぎには

設定したほうがよさそうな暖かさに

なっているみたいです。

 

こんなに暖かいから、長雨が続くのでしょうか・・。

 

昔、官公庁の工事をしていた頃、

この「菜種梅雨」には泣かされた思い出があります。

 

ずいぶんと昔のことで、

時効でしょうからお話します。

 

コンクリート団地の仕上げの時期、

今と同じように降ったりやんだりの天候の中、

左官屋さんは足場にシートを張って

外壁のモルタル仕上げをなんとか終了・・。

 

しかし、その仕上げに吹き付けタイル

(塗装工事)をしなくてはいけないのに、

雨は降り続き、壁に塗ったモルタルは

乾かないし検査期日は迫ってきて・・。

 

とうとう、まだ触るとしっとりとする様な

モルタル面に塗装を吹きました。

 

あれから20年近くたっていますが・・

塗装がはげた様子もなく他の建物と並んでも

遜色ない状態でいます。

 

今日も昼過ぎまで雨も降らず、

高原町の現場は順調に進んでいます。

 

昨日までは、真っ白だった壁が

「そとん壁」の下塗りでグレーに変わって

ドキッとします。

 

足場の上に上下に並んで、いっせいに塗っていきます。

 

ある程度、下塗り材をならした上に、

メッシュをかぶせて押さえ込んでいきます。

こうすると、ヒビ(クラック)の入らない、

強い外壁が出来上がります。

 

 

同時に始まった内部の塗り壁工事の方は、

3人の職人さんで明日くらいまで

下地処理にかかるみたいです。

 

 

 

2009年3月5日

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