宮崎県内では、久々の地震で
ビックリされた方も多かったことと思います。
宮崎市内では震度4、
都城では震度3だったみたいです。
もちろん、戸々の地盤の状況(強固なのか軟弱か)
でも大きく違うと思います。
皆さんの家ではいかがでしたか。
テレビでは地震の揺れを激減する
「エアー免震」を開発された工務店の社長の話を放送中。
なんとも、番組にはタイムリーな地震でした。
先日も、「地震」について話しましたが
もう少し補足します。
木造住宅は『地震』に強い?弱い?
地震のように水平力が働く場合、頭が重いのは良くありません。
ですから昔の木造住宅のような、
“軽い柱に重たい瓦屋根”は弱かったんです。
そしてもう1つ。
建物にはバランスが大切です。
壁の配置などがアンバランスだと、
地震の時、建物にねじれる力が働くので危険です。
いくら強い材料を使ったとしても、壁の配置、
バランス、材料の組み方が悪いと弱い家になるんです。
阪神・淡路大震災での建築物の被害調査結果で、
新耐震基準に適合し適切な施工が行われた木造住宅では、
無害か軽微な損傷を受けただけのものがほとんどでした。
倒壊など大きな被害を受けた木造住宅は、
昭和56年以前の旧耐震基準で建てられた建物が
多かったことがわかっています。
各階の剛性が低かったり、平面的に壁が偏っていたりと、
アンバランスな構造であったためだと言われています。
地盤調査に基づいた基礎をつくり、頑丈な土台や柱、
剛性の高い床や壁をバランスよく組み合わせることで、
木の家は大地震にも耐えることができます。
でも、地震の国に住んでいながら、
地震に対する私達の考え方はまだまだのような気がします。
「地震保険を掛けているから大丈夫。」なんて・・・。
保険が下りるということは
→ 家が被害にあうということです。
つまり、受取人が生きている保障も無いという事です。
まずは、丈夫な家づくりを考えましょう。
免震にかかるコストは、通常坪単価の一割五分増し位。
制震ならその半分くらいになります。
でも、それを「高い!!」という人が多いのが現実。
「命あってのもの」です。
システムキッチンや外観などとおなじくらい、
耐震・制震・免震を考えましょう。
それを考えている工務店を選ばれることが
家族への「安心」を実現してくれるはずです。
2009年4月5日