エヴァホームの浅井です。
日本の戸建ての建て替えサイクルは平均26年。
アメリカやイギリスなどに比べると、
日本の住宅平均寿命は異常なほど短い。
地域密着産業であった住宅業が、戦後、
質よりも量という時代になり、
プレハブメーカーの出現によって
工業化されてしまいました。
また、住宅業界は熾烈な競争の時代となり、
安さを争うようなことにも・・・。
リフォームで資産価値を上げる
アメリカの住宅を見習って、質の良い住まい、
家族と住まいの将来について考えてみましょう。
◆資産価値
リフォームで資産価値を上げる
アメリカの住宅と、日本の住宅との違いは何なのか?
第一に「デザイン」ではないでしょうか。
「良い家」を言い換えると
「長い時を経ても、多くの人が住みたいと願う魅力的な家」
これは、何をおいても「デザイン力」に
よるところだと思うのです。
「私は家を売るつもりも、貸すつもりもないから、
資産価値なんて関係ない」
確かに、そう思う方は多いでしょう。
個性的な家は確かに、魅力的です。
しかし、今、流行のデザインが長い時の経過を経ても、
尚、多くの人に高い評価をされるでしょうか。
流行に惑わされず、次世代においても評価されることが
本当に「魅力的」だと信じます。
“資産価値の高い家”ということは、他人から見て
「買いたい」「借りたい」と思える家、ということ。
◆年月が経っても魅力的な家にするには?
「デザイン」に次いで大切なのは「メンテナンス」
年月が経つにつれて、ボロボロになって
「買いたい」とか「借りたい」と
思われない家に住みたくはありません。
それに、人生何があるかわかりません。
想定外の事が起こり、いつ「売る」とか「貸す」
ことになるかもわかりません。
アメリカで資産価値を上げるためのリフォームとは、
決して大掛かりなものではなく、
住み手によるDIYのレベルで、
プチ・リフォームとかメンテナンスのようなものです。
映画とかで見かけたことはありませんか?
お父さんが庭のフェンスにペンキを
塗っていたり、広いガレージに
作業スペースがあり、大工道具が
いろいろと置かれているようなワンシーンを。
日本では壁紙を張り替えたり、外壁の塗装を
するとなると、業者に頼むことがほとんどだと思います。
そこを自分ですることによって費用を抑え、
しかも新築時の状態をできるだけ
維持することができるわけです。
でも、日本で壁紙を張り替えたり、
外壁の塗装をするなんて、
考えただけでも大変そうですよね?
では、なぜアメリカでは素人が簡単に模様替え感覚で
リフォームすることができるのでしょう?
それは、リフォームやメンテナンスを
しやすい家だからなのです。
つまり、素人が扱いやすい素材を
多く取り入れているということです。
これが年月が経っても魅力的な家にする秘訣となるのでは。
2009年5月16日