最近、初めて来られるお客様とお話ししていると
いくつかのメーカー、工務店を回られた方でも
「省エネ基準に適合」の説明を聞いていない方がいらっしゃいます。
今年の4月にスタートしたもので、
時期的にはかなり遅くなってしまいましたが、
反省も含めて、復習してみたいと思います。
そこで私が昨年、リクシルの講習会で頂いた資料が
わかりやすそうなのでご覧ください。
まずは、工務店、建設会社から
皆さんの建てようとする家が、
省エネ基準に適合する外皮性能(窓と断熱材の性能など)があるか、
この説明を受けることになります。
ですから、これから家を作られるならば、
後悔しないためにも、予習をされた方がよいかと思います。
特に、
夏涼しくて、冬温かい家。
結露の心配のない家を希望されるならば
どの程度の性能の家が必要かをご確認ください。
ここで、「省エネ基準」とはどのような内容なのか。
この基準値と、皆様が建てる家の設計値を比較します。
ここをきちんと説明してもらえないと、
性能の良い家なのか・・わからないからです。
但し、「耐震等級1」と同じくらいの最低の基準と思ってください。
ここで、大きな問題があります。
たとえ、皆さんの家がこの省エネ基準に適合しているとしても、
間違いなく・・
期待するような省エネの家で、
夏涼しく、
冬温かい家ではない・・ということです。
なぜなら、現在の国の省エネ基準は
とても、とても低い基準値なので、
快適に暮らすにはとても難しい、
低い水準の数値が決められているからです。
近年の、このとても暑い夏。
家の中で「熱中症」にかかる人もいる夏です。
絶対必要なエアコンをお金の節約のために動かさないというのは
命に係わる問題といえます。
これから建てる家ならば、
最低でも、省エネ基準は超えるのは当たり前で、
5年後には標準値となりそうな
ZEH基準以上の断熱性能の家が良いです。
つまり、暑い夏にエアコンを十分に稼働させても、
今の省エネ基準の家の半分程度のエネルギー消費になる家だと安心ですね。。