JIO構造検査&遮熱シート

エヴァホームの浅井です。

 

今日の一番のイベントは「JIO構造検査」

今年の10月1日から「瑕疵保障保険」が

義務化されて、たいていの住宅では

このような検査を受けていることと思います。

 

内部の木構造、構造金物等を図面どおりに行われているかを確認。

簡単な手直しならば、その場で行い確認してもらいます。

その場で手直しできないものについては、再検査もあるとのことです。

本日も、M様邸の検査は「適」をいただいて終了しました。

 

 

指摘を受けたのは、こんなところが・・・。

壁と屋根の先端部分の防水シートの貼り方でした。

 

 

こんなカタチにシートを貼り直しました。

 

 

現場では、毎回改善を行い、より良い家に

していくように努めています。

今回は、屋根の遮熱についてこれまでの工法と違った形にしました。

 

前回までは、屋根の防水シートを「遮熱・防水・透湿」の

機能を持ったシートを貼っていました。

今回は、屋根の防水は防水シートで行い(透湿性能も付加されているもの)

屋根の遮熱は屋根の下で遮熱シートを独自に貼ることで遮熱効果の

長寿命化を図ってみました。

別々に施工するということは、もちろん手間がかかることですが

瓦の下地のシートは防水と透湿の機能だけを持った素材を使う。

そのことで、防水性能が向上。

 

遮熱シートを屋根の下に張ることで、

シート上にホコリ、あるいは外気に直接晒されることが

なくなるので、遮熱性能が長時間伸びることになるから。

 

説明が長くなったのですが、画像が遮熱シートを屋根の垂木の下に

貼っているところ。

施工は、セルロースファイバーの施工者が工事を行ってくれています。

材料は、デュポンの「タイベック シルバー」の屋根用です。

 

 

これは、小屋裏の収納になる部分の屋根の遮熱シート貼り。

この遮熱シートの下に10cm程度の空間を設けて

セルロースファイバーのためのシートを貼って、吹き込むことになります。

 

 

今日の大工さんは、検査の立会いとその場での

手直しに午前中はかかっていました。

その間に、1階の杉の床板を合板の上に貼りはじめています。

 

 

昨日までに2階床は、合板の上にプラスターボードを貼り終っていました。

今日は、この上に杉の床板を貼り始めました。

 

2階の床は、構造用合板+プラスターボード+杉板=54.5mmとなります。

比重・密度の違う物を三層にすることで、

遮音効果は同質のものを同じ厚みで貼るよりも向上します。

 

 

2009年12月8日

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