理科実験

エヴァホームの浅井です。

 

暖かい日が続いています。

皆さんの家の窓はもう結露をすることはないでしょうか。

 

こんな暖かい日の翌日に急に冷え込んだ朝・・。

窓に結露発見!

そんな、しっとりとした部屋の空気を入れ替えて、

すっきりとさせようとして、家中の窓を開いたりしませんか。

 

その結果は・・・余計に結露が発生することになりそうです。

結露の発生する原因は、水蒸気を含んだ空気が

冷えたガラスや金属面などに接触。

つまり、部屋の内部が冷えていれば新鮮な水蒸気を含んだ

空気が供給されるほど結露は発生します。

 

対策としては、部屋を冷やさないこと。

家の中で冷えた部屋があれば、そこに結露が集中することになります。

 

もうひとつ・・・

築15年ほどの家がありました。

建築当時としてはしゃれた造りで、今見てもなかなかカッコイイ家。

でも、冬辛いのは寒いこと。

いくら暖房を入れても隙間風ピューピュー。

頭は暖かいのに足元はスースーします。

 

第一の原因は、天井に断熱材が雑に敷き込んであったからでした。

押入れから、天井裏をのぞいてみると部屋の明かりがあちこちから確認できます。

 

つまり、断熱材があちこちで剥がれたままになっていたのです。

この状態で、薪ストーブを使うと・・・上昇気流が発生!!

断熱材の隙間から暖気は天井裏、軒裏から外部へ逃げていました。

寒いので、この家ではファンヒーターまでセット。

上昇気流はさらに強くなって、暖気は益々外へ逃げていきます。

 

さて、空気が逃げれば自然とどこからか空気は供給される事になります。

どこからかといえば・・・

床の隙間、床と壁の取り合いから、逃げた暖気の代わりに

供給される冷気があるのです。

 

こうして、ストーブを増やして暖かい空気を吹き出せば、吹き出すほど

隙間風で足元が冷えるリビングが実現します。

結露も隙間風も単純な「理科」の実験みたいなもの。

どちらも、断熱材を当たり前に使えば防ぐことが出来る現象です。

 

 

2010年2月25日

Contact
ページ上部へ