現場確認

エヴァホームの浅井です。

 

お知らせ

隼人町の完成住宅見学会は、8月7(土)、8(日)、14(土)、15(土)の

4日間行います。

 

先週には二つの登録証が届きました。

一つは「JBN」社団法人工務店サポートセンターの登録証です。

長期優良住宅の先導モデルに取り組むにはここに加盟している必要があるのです。

 

 

もうひとつが「住宅維持管理士 終了証」

国土交通省が今後の住宅に整備するとしている「住宅履歴」を整備するために必要な講習といえます。

 

 

1.<読書> 

私の読んでいる本はWeb本棚にあります。

 

2.<住宅情報>

今回、隼人町現場の見学会に参加したいと言われるお客様からご質問をいただきました。

見学会にも3回以上お出でいただき、よく勉強されて、

しかもこのブログをじっくりとご覧になっていらっしゃる方です。

その方の質問にお答えしたものを、ここに一部を転記しましたので皆さんもご覧ください。

尚、スタッフに私の説明はくどいので、却って分からなくなる!と言われたりします・・。(残念です)

分からないところは、見学会でお会いした時に分かりやすく説明させてください。

それでは・・

 

○○○○様

返事が遅くなり申し訳ありません。

隼人町の見学会へのご来場を楽しみにしています。

早速、いただきました質問にお答えします。

>1 外側の構造用合板は、私はケナボードを希望していますが、隼人町の住宅は何を使用されていますか?

今回はエコポイントだけの仕様なので、長期優良住宅仕様の強度は要求されていません。

したがって、構造用合板を使わずに耐震強度は確保できました。

一般的には、長期優良仕様の場合ケナボードを使う予定です。

>2 外側に貼る透湿防水シートは何を使用されていますか?

(外壁)

現行仕様では、ベーシックの場合は三菱の「アウトールEX」。

さらに、西面だけはデュポンのタイベックシルバーを貼ります。

風家の場合は左官工事のシラス「そとん壁」のため通気・透湿シートを2枚、

間に通気胴縁をはさんで、を貼ることになります。

(屋根)

長期優良住宅に取り組むにあたり、

新しい考え方として、とにかく優先順位として「防水第一」。これに、遮熱の考えをプラスしました。

特に屋根は現時点で、何よりも防水性能に優れているのは、ゴムアスルーフィングです。

そこで、遮熱性能を確保するために、野地板の下に通気層を確保したうえで、

遮熱層を設けることを標準仕様としました。

疑問としてある、野地板の上と下、どちらに貼った遮熱シートの遮熱効果が高いのか?

もちろん、上です。

しかし、屋根をふき替える25年後くらいまで性能・効果をあるていど維持できるのは、「下」だと思います。

野地板「上」にシートを貼ると、瓦の真下で温度も高い、雨も流れる、なんといってもゴミ・埃はどんどんたまる。

太陽光の放射熱を反射する為の表面が次第に隠されます。

つまり、長年の間には遮熱性能と効果が低減していくことが予想されます。

そこで、エヴァホームでは前回より野地板の下に、遮熱専用シートを貼ることを選びました。

今回は、瓦屋根の場合は野地板上に透湿性のある「エコルーフ」をはり、通気層(H=15)を設け瓦葺き。

ゴムアスルーフィングを貼ることも検討しましたが、防水性能表を比較してもほぼ同等なので

「エコルーフ」を選択しました。

ただし、ベーシックの屋根標準は「ファイバーグラスシングル」となりますので、

この場合は、価格面もあり野地板の上に「サンライトルーフィング」(ゴムアス同等以上の性能)を貼り、

シングルを直張りとします。

尚、瓦でもシングルでもその下に遮熱層を設けています。

野地板の下には屋根垂木がありますが、この垂木のスペース(H=60)を通気層として、

垂木下にタイベックシルバー貼り。

この下に断熱材セルロースファイバー厚さ100mmを設けます。

>>外壁の透湿シートは下地が透けて見えて施工がしやすいウエザーメイトプラスで施工しようと考えています。

上記のご提案は検討したいと思います。

只今、長期優良住宅の場合は、価格がタイベックシルバー程度ですが外壁専用の優れた透湿シートの採用を検討中です。

>3 エヴァホーム様のところは、着工から完成まで半年ぐらいかかるという話でしたが、

隼人町の家は5月着工で8月半ば完成ということで4カ月足らずですが、このくらいで出来るものでしょうか?

今回の家は、ベーシック仕様でありオプションもほとんどないので8月中旬(4カ月程度)で竣工します。

ただし、工期の事を当初、お客様とお話しするときは、たいていは「半年」と申し上げます。

なぜならば、どのような家なのか大きさも、仕様も決まっていなければ、

期待されるような工程の組みようがないのです。

小さくても、風家仕様ならば外壁の塗り壁のためだけでも、確実にベーシックよりも3週間は工程が伸びます。

工事中の様々な仕様打ち合わせが済み、工程表を提出するときにはほぼ、正確な日程をお出ししています。

 

3.<今日の現場>

今日はお施主様との現場確認を行いました。

午前10時からでしたが真夏の日差しが照りつける中での汗を拭きながらの確認作業となりました。

 

 

室内に入ると風が良く通り、涼しさにホッとします。

打ち合わせも、床に座り込んで気持ちよく話が進みます。

 

 

この隼人町現場の見どころの一つが台所の導線です。

リビングから左右のどちらからでもキッチンに入ることが出来ます。

右側から入るところは、階段下から通れます。

 

 

2010年7月26日

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