この建物は25年目になる木造平屋。
「祝吉1丁目の家」
施主はこの数年の、福岡市内でのマンション暮らしを終えて
都城の古くからの持ち家を「終の棲家」とするにあたり
高性能住宅へのリフォームを計画しました。
既存の家の、天井・壁は仕上げをすべて、古い断熱材(50mmGW)まで撤去・処分。
壁については、当初の柱間には100mmのロックウール
+内部側にさらに50mmのグラスウールを増し貼り。
合計150mmの厚さを確保しました。
耐震性能を高めるために面材を必要箇所に貼り、
「耐震等級3」を確保。
天井面は火打ち梁が各所に入りいましたので水平面の補強は必要ありませんでした。
ただ、天井には断熱材の発泡ウレタン(160mm)を吹くためと
気密確保のために針葉樹合板の天井下地を設置。
床面には既存床面下部からに発泡ウレタンを100mm吹付。
既存のアルミサッシュ(単層ガラス)部分には
すべて、樹脂窓を設置しています。
これらの断熱補強と開口部補強によって、
このリフォームの断熱性能値は、「HEAT20 G1」となりました。